「サヨちゃん見たらビビるぞマリコ。」

「うん?何で?」

「すげぇ美人だから。ホント人形みたいだぞ?」

「へぇー!私、会ったら抱きしめちゃうかも」

自分の事の様に喜ぶマリコ。そんなマリコを素直にすごいと俺は思う…。

「そんな事したら、ヒサジに怒られるぜ?」

「ヒサジ君はそんな事で怒ったりしないよ!」

「わかんねぇぞ?…案外、束縛するタイプかもしれねぇしな」

自分でも不思議なくらい、言葉がスラスラと出てくる…昔はあんなに日常会話に苦労していたのに。

「うっそー!そんな風に見えないよぉ」

この後二人は話しをしながら、河川敷を歩いた。

誰がどう見ても、年相応の普通の学生の様に……。