「あれが噂のハヤトか…まだ青いね…でも興味深い男ではあるな」

堕天使ジン…本当の名前の由来をまだハヤトは知らなかった…。

場所は少し戻りタケシとヒサジは入口の近くで人々に目をやっていた…。

「やはり今日は人の数が多いな…女も何人か来ている」

「あぁ…ヒサジ見ろよ!!凄いギャル軍団が居るぞ!!」

タケシが指した方を見ると五人組の気の強そうなギャルが居た…。

「アイツらは問題ないだろ…やられてもやり返しそうだしな!!必ず一人の女を狙うはずだ…あの女みたいに」

「ん??…確かにあの子は狙われ易そうだな!!背も低いしケバケバしてない…顔も美人になる顔つきだ!」

「ミカに言うぞ!?」

「ばっバカ野郎!!俺はただ顔の話をしただけだ!好きとかそんな話してる訳じゃねぇ」

そんなリアクションするからからかいたくなるんだよ…。

お前と居るとホント飽きないよ!!

「冗談だ!ハヤトも頑張ってるんだ…俺らもちゃんと調べよう」

「…ハヤト??」

俺らの会話に急に第三者が登場した…。

声のした方を見ると先ほど話題に出ていた女の子が目の前に居たんだ…。