絆の継承

「ここで待っていろ」

 ベリルはそう言って小さく溜息を吐き出し飛び出した。

「えっ!?」

 敵の中に突進したベリルに少年は驚いて目を丸くし思わず声を上げる。

「自分の特性を活かしているだけだ」

 泉は薄笑いで言い放つ。

「……」

 ダグラスはそれを理解したものの、敵の攻撃が当る度にベリルの顔が痛みに歪むのを呆然と見つめた。

 死ななくても痛いんだ……なのにどうしてこんな事!?