(夢……?)

真昼は起き上がると、我に返った。

そこは真昼が小学校時代の後半に、親が建てた真昼の家の2階の自分の部屋だった。

窓から昼から夕方にかけて、色が変わるオレンジの夕陽に照らされて、部屋中が真昼ごと赤く不安に染めていた。

真昼はわけもわからず、胸が締め付けられるようで、泣きじゃくった。