「イヤッ!!」

今度は階段を駆け上がった。

(苦しい…。)

真昼はまた違う教室に逃げ込み、鍵をして振り返った。

サーッと血の毛が引いた。

教壇には見た事もない古めかしい男性教諭が、机の一つ一つには生気のない生徒達が全員着席していたのだ。