「そう!
俺は勇次と母さんの子。」

「そんな馬鹿な事、信じられるわけがないじゃない!」

そう叫ぶ真昼にケンは、

「馬鹿な事?
現に母さんは時を行き来しているじゃない。」

「でも…でも…
あなたは人間の子じゃないのよ!?」

ケンは悲しげにうつ向いた。

「俺が人間の子じゃない?
なら母さんはどうなんだ?
母さんだって人間じゃないと思うよ。」

「私は少しだけ人より能力があるだけよ!」

ケンは涙を溢した。