「真昼…あの水子地蔵の前で会った時、赤ちゃんをおろそうと悩んでいただろ?
俺は真昼と同じで未来から来ていたんだ。
自分の母親に会いたくてね。
幸い、俺は母さんと同じ能力を持っていたからそんな事が出来たんだよ。」

真昼は蒼白になって聞いていた。

「あの日真昼は流産しかけた。
それで俺は真昼を抱いて一緒に未来へ連れて行き、俺を無事に生ませてから連れて戻ったんだ。」

「それはつまり…。」

真昼は言葉に詰まった。