真昼が気がついた時はもう窓の外は暗かった。

「真昼…?」

ケンが覗きこんだ。

「いや~っ!
近寄らないで!」

「酷いなぁ自分の息子に。」

真昼は何が何だかわからなかった。

「真昼…。
君は俺の母さんなんだよ。」

「何を言うの?
からかうのもいいかげんにしてよ!」

ケンはロケットを開けた。

「見たんだろ、これ。」

「それがどうしたのよ!
悪趣味な悪戯だわ!」

ケンは真昼を見て静かに話始めた。