翌日静香の様子を見に行くと、静香と静香の母と静香の子供達が、仲良さそうに、公園のベンチに座っていた。

「良かった……。
これで良かったのよ。
幸せにね!静香さん……。」

帰路に着くと、餓鬼が柱の陰に隠れていた。

真昼は、フンと小さく笑うと、パンを投げてやった。

するとどこから集まったのか、餓鬼がたくさん出てきて、パンを奪い合い、血みどろのケンカになった。

真昼は振り返らず学校へ向かった。