真昼がケンの胸に顔を埋め泣き崩れていると、ケンが言った。

「なんだかんだ言っても、君も可愛いとこあるじゃないか。

いい眺めだし。」

ハッと我に返った真昼は、自分が下半身は裸、上は制服もはだけているのを思い出した。

「バカッ!」

ケンに上着を借りてそこを後にして、そのまま二人でケンの屋敷に行った。

「シャワーでも使えば?」

ケンがそう言った。

「ありがとう。
一応お礼を言うわ。
それと、この前も助けてくれてありがとう。」

真昼がそう言うと、

「この前~?」

ケンが不思議そうにした。

「どうしたの?」

真昼がそう言うと、

「とにかくシャワーを浴びて来いよ。
(俺知らないんだけどなぁ。)」