濁流に飲まれ、いつしか真二とも手が離れ、真昼は下流へと流されて行った。


チュン……チュン……


小鳥のさえずりで真昼は目を覚ました。

ここは……?

真昼はハッと起きた。

そして驚いた。

自分の体がさっきより成長していた。

ここは真昼の部屋だ。

真昼は急いで階段を降り、新聞を見た。

ここは真昼が16歳の部屋だと気づいた。

(どうして……?)