ドーン!

キキッ!

気が付けは、目の前で保育園時代の幼馴染みの真二が、原付にはねられて白眼を剥いていた。

真二は一ヶ月して亡くなった。

真昼は毎日花を持ち、仏壇に通った。

いつか真二に妹が生まれ、叔父さんと叔母さんは真二を忘れたように、真二の妹ミキを可愛がり始めた。


「みんな真二君の事忘れてしまう……。
あんたのせいよ。」

ある日叔母さんが台所に行っていた時、真昼はミキのほっぺたをつねった。

ミキが泣きだしたので叔母さんがやってきて、
「どうしたの?」

と、聞いた。

「急に泣き出したの。」

真昼がそう答えると、

「そんなはずはないわ。
真昼ちゃんミキちゃんに何かしたでしょう。」

真昼はうつ向いた。