―――休日の夕方。 この時間は涼しくて必ずこの海にあるバスケットゴールに行く。 そしていつものように練習をしていた。 周りは静かで波の音と風の音。 ボールが地面につく音とゴールにボールが入る音。 なんだか落ち着くんだよな。 シュートを入れようとしたら、力が入りすぎて、後ろの草むらにボールが飛んで行ってしまった。 ボールを見つけたと思ったら、そこには一人の女の子…… いや、“天使”が立っていた。