それから俺は東條さんのお父さんに想像を絶するような教育を受け、大学にも進学。


晴れて西園寺家第2執事となった。

って言っても東條さんがいるからあんま出番はない。


ちなみに西園寺グループの第一秘書は俺。

東條さんは第2秘書で、お嬢様が学校に行ってる間に仕事してる。


綾那のおかげでチャンスを作った。拾ってくれた旦那様にもいくら感謝しても足りない。



「なぁ~かずぅ~」

「なんですか、旦那様」

「綾那に縁談きてるんだけど」

「ブフッ、ゴホッ、はぁ!?」

「いや?」

「…」

「だったら早くモノにしちゃえよ~。かずならいいっつてんじゃん?俺身分とかこれっぽっちも気にしないタイプだから?」
「戯れ言ばかり言ってないで仕事して下さい!!!!」

「え~かずつまんない~ちゅーしちゃえよちゅー」

「旦那様っ!!!!!」