執事とお嬢様、それから私



男はあやなを抱き上げた後、俺に“あやなの家”まで一緒にきて欲しいと言った。

一度は断ったが、わたくしの誘いをことる気!?とあやなに言われ、しぶしぶ後をついていった。



で、



「はぁぁぁぁあああああああ!?」



なんっじゃこりゃーーーー!!!!

南原和之、生まれて18年目にして初めて顎が外れるほど驚いた。


つーか何この家。家?うそつくなよ、これ城だろ!?え!?まじここ日本!?


と俺がここまでテンパる程に、あやなの家はでかかった。


「オマエ…まじ金持ちだったのな…」

「フフッ、わたくしがうそをつくと思って?」

「あのなぁ。。。一般ピーポーには刺激が強すぎる…」