執事とお嬢様、それから私



「えっと…そのぅ」

顔を赤くしてもじもじする様は到底大学生には見えない。

「ばっかねぇあや、彼氏に決まってんじゃん、か、れ、し!!ざぁんねん」

みっちゃん、がニヤニヤしながら言うとかのこはさらに真っ赤になり小さくなってしまった。

「初めまして、東條雅人です。いつもかのこがお世話になっています」

「初めましてぇ~」

とこちゃん、がゆったりとしゃべるなか男性2人は遠慮なしに睨みつけてくる。

ふん。

別にいいけど、ね?


「かっちん?まじでこいつ彼氏?オヤジじゃん」


…口の聞き方、というものを教えて差し上げなければなりませんね?