「……会えるよね……っく……ひっく、ふ……ふぇ〜ん!!うわぁ〜ん!!お父さぁ〜ん」 「乃亜!?」 「ひっく!……ひっく……こ、うちゃ〜ん!!」 怖くて不安だった乃亜の前に現れたのはお父さんじゃなかった。 でも、孝ちゃんの顔を見て安心した私がいる。 差し出された右手に自分の右手を重ねると、孝ちゃんは勢いよくスベリ台の外へと引っ張り出した。 「ぅわっ!!」 体がふわっと浮いてすぐに孝ちゃんの温もりがやってくる。 寒くて寒くて冷たくなった頬に孝ちゃんのあったかい手が添えられた。