─ピンポーン



電話を終えて10分もしないうちにチャイムが鳴った



ドアを開けると



「どうしたの?大丈夫?」



心配そうな顔をした井崎さんが立ってた




「井崎さんっ…私に……生きてる意味はあるんでしょうか?」





「はっ?生きている意味!?

ごめん、

状況が全く理解出来ないんだけど

泥棒が入ったとかじゃないの!?」





「違いますっ…」




「泣いてちゃ分かんないよ?

ちゃんとどうしたのか説明して?」









リビングのソファーに座らせられて


私は今までの出来事を全て井崎さんに話した