泣きながら洗面所に行って 井崎さんからもらった紙を必死で探した 洗面台の下に手を伸ばした時 ─カサッ 「あっ…ッ…た…」 くしゃくしゃになった紙が出てきた 私は迷うことなくその紙に書いてある番号に電話をかけた 今は誰でもいいからすがりたい 話を聞いてほしい 必要ないなんて言わないで……