あたしの心の中が読めたみたいに、お兄ちゃんは、そっと頬にキスをしてくれた。 あたしは、さっきまでの戸惑いが消え、安心感だけが胸いっぱいになっていた。 そのまま、前へと進み、聖母の前で、手を組んだ。 あたしが、願う事は、ただ1つ。 〔ずっと一緒にいれますように。〕 あたしは顔を上げ、お兄ちゃんを見た。 お兄ちゃんは、深刻そうな顔をしながら、じっと聖母を見つめていた。 「お兄ちゃん?」