「お兄ちゃん!」 『なに?』 「窓!」 あたしは、窓を指差しながら、走って窓に近づいた。 冬にもかかわらず、あたしは、全開に窓を開けた。 「きれい…。」 あたしは、つい見とれてしまった。 白く、ちらちらと降る雪に。