アタシとお兄ちゃん。



あたしは、理紗が、指を指した場所のほうを向いた。


「……………!!」



あたしは、悲しみと驚きで、言葉が出なかった。



「あれ………大輝?」



お兄ちゃんは、女の人と手を繋ぎ、仲良さそうに歩いていた。



女の人は、あたしなんかより、何倍も綺麗で、お兄ちゃんと、お似合いだった。



だいぶ長くなったあたしの髪が、風になびき、その風とともに、お兄ちゃんと、女の人の声が、耳に届く。


女の人は、笑いながら、お兄ちゃんを見つめてる。