光を背負う、僕ら。―第1楽章―

どうして、あたしの夢は―――――応援されない?





「……どうして?どうしてお母さんは、そう思うの?あたしはまだ、何にも始めてないよ!何もしてないのに、勝手に決め付けないでよ!!」



「……佐奈。」



「あたし……わからない。今まではずっと、お母さんの言う通りにすればいいんだって思ってた。そうしたら将来は、安定すると思ってたから。でもそうやって思ってたのは、もうピアノは弾けないからって自分に言い聞かせてたからなの。」




思わず一粒の涙が、瞳から零れ落ちた。



急いでそれを拭ったけれど、涙は止まることを知らないかのように次から次へと溢れてくる。



あたしは涙を流しながら、祈るように続けた。




「…っ。でも…本当はいつだって、またピアノを弾きたいって思ってた。一度抱いた夢を、諦めたくなんかなかったよ。だけどその夢はこうやって、お母さんに反対される。どうしてあたしの夢は、誰にも応援してもらえないの?あたしはいつでも、お母さんの言う通りにしなくちゃいけないの?あたし……納得出来ない!!」





がむしゃらに叫んだ。



胸を苦しめて痛める、その思いを。