光を背負う、僕ら。―第1楽章―

だって、そうじゃない。



お母さんの言葉が、あたしにそんなイメージを植え付けてるんだよ。



お母さん、口では「否定してない」なんて言ってるけど、最後の言葉が何よりの証拠でしょう?




『理解してる』




そんな言葉は嘘だ、絶対に。



だったらどうして、あたしの夢を応援してくれないの?



あたしがどんな思いで本音を告げたのか。



それだってお母さんは、わかってないよ……。




『普通の生活をして幸せになってほしい』




それがお母さんの本音なんだ、きっと。



……ううん。


きっと、じゃなくて、絶対。




お母さんは何を言っていても、結局はそうなってほしいと思ってるんだ。



あたしがどんな思いを、持っていたとしても……。





結局お母さんは最初からあたしのことを何もわかっていないままで、何一つ変わっていないんだ。




ピアノを弾くことを禁止にした時だって、そう。



ピアニストになりたいと夢を明かした時も、そう。



ピアノが弾きたいと、胸に溜まった熱い思いをすべて言葉にした時も、そう。




すべてがすべて、そうだった。