光を背負う、僕ら。―第1楽章―

ページをめくれば、初めて人の写真が出てきた。



背格好からして、先生達の写真だろう。



載っている写真の順番などは、やっぱりあたしのアルバムと変わらないようだ。




だったら次ぐらいは、生徒の写真が載っているかもしれない。



あたしは高校生の頃のお母さんの写真を見たことがない。



だから見るのは、今が初めて。




お母さんって、どんな高校生だったんだろう。




緊張しているはずなのに、どこかワクワクする気持ちもあった。



そしてあたしは複雑な気持ちで、ページをめくった。




次のページにあったのは、やっぱり生徒の個人写真だった。



一人一人の写真を見ていくと、当たり前だけど見慣れない顔ばかり。



お母さんらしき写真は、まだ見つからなかった。




「ねぇ、お母さんって何組だったの?」



「5組よ。」



「5組か…。」




今開いているのは、『3年1組』と書かれているページ。



だとすると、5組のページはもう少し先になる。



あたしはページを飛ばして、5組のページを開いた。