何から何までお見通しのようズバズバと言い当てる実夏。
次から次へと言い当てられる事実を、言われるままに聞いていた。
「佐奈はね、もっと自分の気持ちに自信を持ってもいいと思うの。だてにずっと、伸一君のこと好きでいないでしょ?」
「まぁ…うん。」
「そりゃあ、時には自信なくして自分の気持ちを見失ったり、疑っちゃうこともあるかもしれないよ?でもせっかく芽生えた恋心を疑ったら、芽は枯れちゃうじゃない?せっかく咲きかけた花は、ちゃんと咲かせなくっちゃね!」
恋心を花にたとえて話す実夏は、なんだかとても眩しくてキラキラ輝いて見えた。
実夏はいつだってそうだ。
あたしの恋愛相談を必死に聞いてくれて、解決へと導いてくれる。
同い年なのに、まるで頼れるお姉ちゃんのようだ。
「せっかくだから佐奈、もう少し頑張ってみようよ!」
「…えっ。…何を?」
「何を?じゃないでしょ。伸一君への恋に決まってるじゃない!」
「えっ!?」
一度開けた口は、最後に言った言葉の形をしたまま固まる。
次から次へと言い当てられる事実を、言われるままに聞いていた。
「佐奈はね、もっと自分の気持ちに自信を持ってもいいと思うの。だてにずっと、伸一君のこと好きでいないでしょ?」
「まぁ…うん。」
「そりゃあ、時には自信なくして自分の気持ちを見失ったり、疑っちゃうこともあるかもしれないよ?でもせっかく芽生えた恋心を疑ったら、芽は枯れちゃうじゃない?せっかく咲きかけた花は、ちゃんと咲かせなくっちゃね!」
恋心を花にたとえて話す実夏は、なんだかとても眩しくてキラキラ輝いて見えた。
実夏はいつだってそうだ。
あたしの恋愛相談を必死に聞いてくれて、解決へと導いてくれる。
同い年なのに、まるで頼れるお姉ちゃんのようだ。
「せっかくだから佐奈、もう少し頑張ってみようよ!」
「…えっ。…何を?」
「何を?じゃないでしょ。伸一君への恋に決まってるじゃない!」
「えっ!?」
一度開けた口は、最後に言った言葉の形をしたまま固まる。



