光を背負う、僕ら。―第1楽章―

ここまでくると、さすがに状況に飲み込めなかったあたしでも、伸一君の人差し指が次はどこへ行くのかわかった。




「…で、最後は佐奈と俺。」




予想した通りだった。


伸一君の人差し指は、あたしの名前から伸一の名前へと動いた。



これで伸一君の指は、この図に書かれている名前を辿って一周したことになる。




…ん、一周した?




「…あっ!」




気がつけば、そう声を出していた。



伸一君と達也君が、ニッと笑う。




「気付いただろ?」




伸一君はあたしの心を読んだようにそう尋ねてきた。



あたしは「うん」と言って首を縦に降った後、気付いたことを話し始める。




「これ、すごいね。だって共通点が班のメンバー全員に繋がってるんだもん。」



「そう。それが俺の言いたかったことなんだ。共通点が俺から始まって、俺で終わる。班のメンバーの名前が共通点で繋がってるなんて、ある意味“運命”だと思わねぇ?」





“運命”――…。





改めて意味がわかって聞くその言葉は、なんだかとてもキラキラとした感じに聞こえた。