あたしが「えっ?」と声を発する間も無く、伸一君はノートの一ページをノートから切り離した。
切り離された紙は、手で千切ったとは思えないほど綺麗だった。
言葉を無くしてその様子を見るあたしをよそに、伸一君は黙々と作業を続ける。
筆箱から鉛筆を取り出すと、先ほど千切った紙に何かを書き始める。
すると、さっきまであたしと同じように驚いた様子でいた達也君が、急に平然とした様子に変わる。
多分、伸一君が今何をしようとしているのかを察したのだろう。
これで、この場で驚いていて、なおかつこの場の状況に取り残されたのはあたしのみとなった。
ポカンとしたままいるあたしの前で、伸一君はスラスラと紙に何かを書いていく。
そしてあたしが、何を書いているのかな、と好奇心で紙を覗き込もうとした時だった。
「出来たっと!」
伸一君が、机に鉛筆を放り投げる。
あたしはその動作と声に驚き、動かし始めた体をピタッと止めた。
すると伸一君はヒラリと紙を持ち上げて、あたしの目線の高さにそれを持ってくる。
「これを見たら、きっと“運命”の意味がわかるぜ?」
そう言いながら伸一君が、今度はその紙をあたしの手元に差し出した。
切り離された紙は、手で千切ったとは思えないほど綺麗だった。
言葉を無くしてその様子を見るあたしをよそに、伸一君は黙々と作業を続ける。
筆箱から鉛筆を取り出すと、先ほど千切った紙に何かを書き始める。
すると、さっきまであたしと同じように驚いた様子でいた達也君が、急に平然とした様子に変わる。
多分、伸一君が今何をしようとしているのかを察したのだろう。
これで、この場で驚いていて、なおかつこの場の状況に取り残されたのはあたしのみとなった。
ポカンとしたままいるあたしの前で、伸一君はスラスラと紙に何かを書いていく。
そしてあたしが、何を書いているのかな、と好奇心で紙を覗き込もうとした時だった。
「出来たっと!」
伸一君が、机に鉛筆を放り投げる。
あたしはその動作と声に驚き、動かし始めた体をピタッと止めた。
すると伸一君はヒラリと紙を持ち上げて、あたしの目線の高さにそれを持ってくる。
「これを見たら、きっと“運命”の意味がわかるぜ?」
そう言いながら伸一君が、今度はその紙をあたしの手元に差し出した。



