光を背負う、僕ら。―第1楽章―

えーっと、共通点はっと…。




伸一君に言われた通り、達也君と真奈ちゃんの名前の共通点を探し始める。



達也君のフルネームは、真藤達也。



真奈ちゃんのフルネームは木下真奈。



この二人の名前の共通点は……。




「二人とも、“真”って漢字が使われてるね。」



「おっ、また正解だな!」




あたしがポツリと言った言葉を、伸一君は聞き逃さなかった。




「達也の名字と、真奈の名前に同じ漢字が使われてるよな?さっきは俺と達也、次は達也と真奈で名前の共通点が繋がってるんだ。なんかこれって、すごくね?」




伸一君は、幼い子供が何か新しい物を発見して喜んでいるような表情で、そうあたしに説明してくれた。



その姿はとても楽しそうで、こっちまで楽しくなってくるようだ。



そんな中、伸一君が言葉を続ける。




「けどな、すごいのはこれだけじゃないんだぜ?次は、真奈と佐奈の名前の共通点も探してみな。」



「えっ、あたしも?」




正直、驚いた。


まさか自分の名前にも共通点があるなんて、思ってもみなかったから。