「これでいい。これでも

無理に見ようとしたら、

糸が切れてるはずだ。

あとはどうするか、

ルカの判断次第だ。」


ルカはカードを受け取った。


「ありがと」



「気を、つけて。」


「またね?」


「って、魔界は広いんだぞ?

多分、二度と会わない。

じゃね。」


ハントは手を振ると、

一度も振り返らないで、

入ってきた重い扉の

向こうに消えた。


ルカは

また独りになった。