「そう。じゃ、独りで行く。
ここのこと教えてくれて、
ありがとう。」
「うん。あ、そうだ。」
ハントはマントの内側から
何かを取り出した。
「これ、あげる。」
見ると、クズハにもらった、
あの”タロットカード”
と同じものだった。
絵柄は違うようだけれど。
「愚者ってカードらしい。
俺にぴったりなんだって。」
「なんで、
こんなもの持ってるの?」
「なんだろ”名刺”
みたいなものかな。
これ自体にも力があるから、
ルカの役に立つことも
あるかもしれない。」
「そうなんだ。実は、さっきも
占い師にもらったの。」
言って、三枚のカードを
取り出して、ハントに見せた。
と、ハントはニンマリした。
何?何が面白いんだ?
けれど、それを訊くより早く、
表情を戻したハントが

