「ようこそ。120年ぶりくらいかな、 ここを抜けだした者は。」 声のした方へ目を向ける。 森のような場所へ向かって開けていた 出口は、森側の、大きな岩を くりぬかれてできてい、 出口の傍には 同じ岩で階段が作られてあった。