「もしかして、出口?」


疲れと安堵で

座り込みそうになった。

けれど、

光は点、

なのだ。

出口があるとしても、

それはかなり遠いってことだ。

休んでいる場合ではない

気がする。

ルカは、

気を持ち直して

歩き出した。