逃げるほどに、

着実に

カタマリの出現数が

減っている。

このまま、

骨の少ない方へ

辿って行けば、

とりあえず、

休憩できる場所へ

たどり着けるかもしれない。


ルカは息を切らしながら

走り続けた。

カタマリを切りはらい、

吹き飛ぶドットの嵐を

耐えるために目を閉じて

再び目を開けた先に、

点ほどの明かりを見つけた。