逃げるほどに、 着実に カタマリの出現数が 減っている。 このまま、 骨の少ない方へ 辿って行けば、 とりあえず、 休憩できる場所へ たどり着けるかもしれない。 ルカは息を切らしながら 走り続けた。 カタマリを切りはらい、 吹き飛ぶドットの嵐を 耐えるために目を閉じて 再び目を開けた先に、 点ほどの明かりを見つけた。