ルカが覗き込むと、 球体の中に 人が閉じ込められているように見えた。 中心部分で、立体で リアルに動いている。 それも、黒ずくめの アキヒトだった。 立ちつくしている。 その背後に黒い大きな影が かかっていく。 それに気づいたのか、 アキヒトは振り返って、 目を見開いて、 多分、叫んだ。 ルカは目を見開いた。 水晶の中で、 アキヒトは気を失い、 誰かに引きずられて行った。 「これって・・・事実?」