「君は、誰?」
新参者が言った。
「ルカ。冴子の孫。あんたこそ、誰?」
「オレは死神。死神のアキヒト。
あんた・・・ルカを、助けにきた。」
「助けに?」
「そう。さっきいたのは、
悪食で有名な魔王。カーシー。」
「何?何で有名?」
「悪食。何でも食うんだ。
もちろん人間でも。
この世界に落ちかけている
ルカを見つけたんだろう。
カーシーが呼び寄せてしまった。
……食ってやろうと思ったんだ。」
「何でそんなことわかるんだ?」
「それは、この世界に、ルカを
落そうとしたのはオレだから。
なのに、ルカはオレのところに
落ちてこないで、消えた。だから
必死で探しに来たんだ。」
ルカはルビーの消えた、
左の掌を見た。

