「REAL」―あるアイドルの告白―

気もち悪い。

あまりの気もち悪さに、じんましんが出てくるようで、あたしは腕を掻きむしった。

どうして、こんなことされなきゃいけないの?

こんな思いをして、それでもやっていくアイドルって、いったい何?


メモは、日増しに増え、そうして付け加えられるメッセージは、だんだん長くなっていった。