山賊眼鏡餅。

続いて、ウルフ中川が自己紹介をした。


ウルフ中川は、寡黙なタイプらしい。

自分の自己紹介の番になるまで、一言も声を発しなかった。



「オレはウルフ中川。双子座のAB型だ」

張りのある良い声だ。


幅のあるきれいな二重まぶたに、長い睫毛が美しい。

長めの前髪がウルフ中川をよりエキゾチックに見せている。

程よく引き締まった体を灰色のシンプルなTシャツが包んでいる。




「君たちも自己紹介しようぜ!」

オード卵が言う。


「ミチコです☆」

とりあえず可愛く言ってみた。


「ミチコちゃん、趣味は?」

オード卵が言う。


どうやらオード卵がこのグループの盛り上げ役のようだった。


「買い物かな」


「普段どのへんに買い物に行くの?」


「南町田のアウトレットモールとか」


「まじで!?おいらの弟の彼女が南町田に住んでるんだけど、超近くない!?」


「へえ」


「っていうか、弟の彼女のアネキがアウトレットモールでバイトしてるぜ」