山賊眼鏡餅。

「……ごめんなぁ。オバアが悪かったよ」


赤頭巾ババアは、しゅんとして気まずそうに下を向いている。

南京錠を開けて、私と弟を檻から出すと、お茶まで出してくれた。



「謝って済む問題か!?ババア」


「すまないねえ」

赤頭巾ババアは、いつのまにか赤頭巾を脱いで、緑色のベレー帽をかぶっている。



「痛かったんだからな!」


「悪かったねえ」


赤頭巾ババア改めベレー婆は、平謝りだ。



こうなってくると婆が可哀相に見えてくる。



「あのスニーカーって本当に犯人の物なんですか?」

素朴な疑問だ。


「確かに犯人の物じゃ。この目で見たんじゃからな」


「犯人が靴を脱ぐところを?」


「そうじゃ」


「どうして犯人は靴なんて脱いだんですか」