山賊眼鏡餅。

「履いてみれ!」

赤頭巾ババアが言う。



「こんな臭い靴をか!?」


「ぴったりなはずじゃ。おまえの靴だからな。さあ、履け」


「わかったよ!履けば良いんだろ」


橘は臭い緑色のスニーカーを受け取った。




もぞもぞと自分の靴を脱ぎ、臭い緑色のスニーカーを足にはめた。




「超でかいぜ、これ」



まさに、ぶかぶかだった。


「ほら!弟のじゃないでしょ」


「俺、27センチだけど、これ、30センチくらいじゃね?」





赤頭巾ババアは、弟の足元を見て、あんぐり口を開けている。




目が点になっているとは、まさにこのことだろう。