「じゃあ、私、ハム研の集まりがあるから、そろそろ帰るね」


私は言った。


「了解」

ハジメが言う。


「ミチコさん、オレ、下まで送って行きます」

トムオが言う。


「あれ?どういう風の吹き回し?」


「山の上り下りもトレーニングになるしさっ」


「わかった。ありがとう」


「トムオ、俺の大事な彼女だから、気を付けて送ってくれよな」

ハジメが言う。
嬉しい台詞だ。


「はい!」

トムオは元気に答えた。