「ぐほー」

突然、変なうなり声が聞こえた。


平田だ。


真っ赤なブラをつけ、パンツを被り、頭の上にはサボテンが刺さっている。


私はあわてて平田のもとに駆け寄った。


「平田、大丈夫!?」


「なんとか……。パンツがサボテンの針を防いでくれたみたいです」


「かぶってて良かったね」

私がそう言うと、平田は大きなため息をついた。