「おはよ!」 「……あ、おう」 朝からテンション低すぎでしょ、湯川。 「ってか、湯川のせいで筋肉痛になっちゃったじゃん!」 あたしはふくらはぎをさする。 筋肉痛なんて何年ぶりだろう。 「知るかよ。 お前が勝手についてきたんだろ」 まあそうなんだけど。 けど、なんか…ないの? 「大丈夫か?」 とか 「悪かったな」 とかさ。 って、湯川に期待してもダメだよね。 こういうヤツみたいだし。