――――――――――――――――――――――――――――…… 「ったく…。 朝の支度、いっつもおせーんだよ」 あたしを後ろに乗っけながら、アイツが自転車をこぐ。 口では文句を並べて…。 「しょうがないじゃん! 女の子なんだよっ?」 反論するけど、アイツは冷たく鼻で笑う。 「お前が女? ありえねえ」 ……む、か、つ、く…!! 「姉に向かってそんな口きくとは、イイ度胸ね?」 「弟ッつっても、たったの3日違いだろ?」