―キーンコーンカーンコーン―

掃除が終わって生徒が教室に入ってきた。


『マジで!?キモイしアイツー』
『マジでないし』
『でしょ?キモイ。』


うるさいな・・僕はそっちを見た。

そこには美奈子チャンもいた。なんだか心が痛い。


『うっわこっち見てきたよ。キモ』

「そう?私的にはカッコイイと思うケド・・・」


美奈子チャンが言った。

えっ??!!今な、何て言った!!????


(『そう?私的にはカッコイイと思うケド』)



(『カッコイイと思うケド』)



カッコイイ!!??

まっ、まさか僕のこと??

顔が熱い。

「僕、美奈子チャンが好き・・・?」






その日から緑への秘密ができた。