温かさが心地よい─── 私は目を瞑ったまま、 リクに寄り添い彼の温もりを感じている。 すると、次第にのし掛かってくるリクの重み。 「ちょっと、な…何………?」 私は何が起きているか 分からなくて 体をリクの方に向ける。 更にのし掛かってくる彼の重み。 今度は私が彼を抱きしめる形になった。 彼の柔らかい髪の毛が肌に触れる。 「リク!?」