また恋をした、その時に。




「もしかして、心美ちゃん…
夜ごはん食べちゃってた?」

キッチンの流しに置いてある
まだ洗い終わってないお皿を見て
リクは首を傾げ、残念そうに言う。



「え…………うん……
でも…ちょっとお腹空いてきちゃったかも………」


今日の御飯、少なめだったからな



「ホントに?何食べたの?」


「昨日の晩御飯の………残り…
お店で買うお惣菜とか、美味しいんだけど、あんま好きじゃなくて。
今、急いで片付けちゃうね。」


私は、スポンジに洗剤を付けた。


───そう言えば。

お母さんが夜、家にいる時は
愛情が籠った手作りの御飯が
3品以上豪華に並んでいる…

仕事の後とかは大変だろうな…