彼女は鼻声で、声を震わせながらそう言った。
そうだね、
こうやって心美ちゃんといるのも
奇跡だ。
叶わない願いなんてないと思う。
信じていれば、きっと
願いに近づけるんじゃないかな?
次の瞬間───…
「あ。」
180°の夜空を切るように
1つの流れ星が通過する。
上から何か呟くような声。
何を言っているのかは聞こえなかった。
心美ちゃんの願いは何だろう?
僕の願いは、
『心美ちゃんが幸せになりますように』
『心美ちゃんが幸せになりますように』
『心美ちゃんが幸せになりますように』
ただこれだけだよ。
また思い出が1つ増えた。


