───玄関前 何十秒後には目の前の扉は開かれ 彼の姿を消しながら、 静かに閉まるのだろう 私は 縮こまったその背中に声を掛けた 「リクと出逢えて幸せだったよ?」 次の瞬間、 リクは振り返り私の両肩を ガシッと掴んだと思ったら 深く、濃く、力強く キスをしてきて 「………ッ」 頬を伝う涙が 口の隙間から流れ込み そのまま2人の涙は 中で混じり合った。