私の胸元で寝息を立てているリク

目の前の艶やかな髪を
眺めながら思った。

“私は夢を見ているのかな”
“幻を見ているのかな”

そう感じるくらいに
リクと過ごした時間は
本当にあっという間で

現実味がない。